いよいよ6月、衣替えですね。
本日超有名店の初夏王様、品種名も素敵な果物を頂きました。
素敵な果物に出会う度、日本に感謝、日本の芸術的農家に感謝。
梨畑の隅の佐藤錦も色付き始めました。
埼玉水族館で公開されている黄金魚(きんぎょ)。
命名してくれたのも埼玉水族館です、黄色琉金の作出に暫くかかりました、赤琉金から黄金色にするだけなのに大変、色合いが出て特徴が固定するまで年数が掛かります。
梨の育種は最初から特性が固定されますが、初結実を見るまでに7~10年も掛かります。
育種には夢が、ロマンが(ふまんが)やめられませんね!
10年の歳月が人生に何度あるの、と友人に問われ、笑うしかない自分。
(写真よりずっと黄色です)赤が強いカメラだめですね。
大房の藤稔栽培をして久しいですが、毎年食した方々に種あったか尋ねて、「食べないと判らないから」これはダメ。
今年は完璧な無核を目指し教授をお願いに伺いました。
温室梨,露地梨、キィウイ、ブドウ,柿と沢山の栽培技術を駆使されるプロフェッショナル。
凄いですね。
GWなのに仕事に追われています。早朝から暗くなるまで動植物を扱う仕事。
産卵・開花に新しい生命が生まれる季節。
いろいろ試験出来る僅かな時、逃すと来年までおあずけ。
花に目を向けるのも忘れがち、でも楽しい日々もあと少しで終了です。
昨日から人工採卵採卵を行っています。
早朝3時起床この季節にしては寒い朝、今日で2日目明日まで行います。
3時頃には暗い中産卵活動が始まっていて、最初排卵の始まっている雌金魚を分離し、取り上げてある魚1匹ずつ手でつかみ全て確認します。
麻酔してからタオルで水分を取り除きその後ペーパーでしかり拭き取り採卵、オスも同様で採精し顕微鏡で動きを確認。
20数品種取って受精させ産卵網に付着させ、最後はお昼頃になって受精率が低下します。
明日も頑張ります。