すっかり秋めいてきて、養殖池の水温下がって来ています。
9月下旬頃から、金魚が、池によって死亡魚が診られるようになって来ました。水産研究所で検査結果、金魚ヘレペスが発症と診断されました。金魚ヘレペス病、は金魚だけに発病するもので、コイヘレペスとは違います。コイヘレペスは金魚には移りません。金魚ヘレペスは、鯉には移りません、両者まったく別の病気です。
金魚ヘレペスは、10年程前から問題になって来ましたが、初めは、治療方法も無く、流通の段階では常在菌の一種になって居ました。現在では、治療方法も確立されて来ています。金魚ヘレペスが発病して、0・5%程死亡が確認されたら、33℃の温水で4日間温水浴をします。死亡が多くなっても、金魚ヘレペスに感染しているだけで、発症していないのに昇温しても免疫が付きません。一度発症して正しく昇温治療した金魚は、その後しばらくすると、ヘレペスを感染させることも殆どなく、その個体が発症することも無いようです。写真は昇温治療2日目、まだ少し死亡が見られますが、落ち着いて来ました。